アーセナル15-16シーズン選手総評・C
45番 アレックス・イウォビ 評価・C
出場 ゴール アシスト イエロー
キャピタルワンカップ 1 0 0 0
FAカップ 5 0 1 0
チャンピオンズリーグ 2 0 0 0
プレミアリーグ 13 2 2 0
リーグ戦
合計 13試合出場(631分間) 2 ゴール
出場試合勝率 46.2% (チーム平均:52.6%)
先発試合勝率 50.0% (チーム平均:52.6%)
出場試合平均勝ち点 1.77 (チーム平均:1.87)
先発試合平均勝ち点 2.00 (チーム平均:1.87)
枠内シュート率 54%
総チャンス数 12
平均パス成功率 85%
タックル成功率 36% 5/14
空中戦勝率 14% 1/7
なかなかモノにならないユース出身者から、ようやく期待できそうな新星が登場。
叔父はあのナイジェリア代表10番オコチャ。偉大な「叔父越え」を公言しているサラブレッド。言っとくがその山はマジでデカい。
COCやFAカップ戦で連続起用された後、リーグ戦は31節のエヴァートン戦で初先発(ゴールも決めている)。なにかと暗かったアーセナルの終盤戦にフレッシュな風を吹き込んでくれた若手。
プレースタイル的には流れを止めない、スムーズさと流動性を重視する、潤滑油的なMFで、我の無いチームプレイヤータイプであり、個の力で局面を打開できるタイプではない。ボールタッチもうまくテクニカルな選手である。
グーナー界隈ではけっこう絶賛されてるが、個人的にそこまで評価していない。理由は2列目の割に守備貢献力が低いところ。攻撃力もお隣の新星デレ・アリほどのインパクトがあれば否が応でも評価するところだけど、それもない。つまりこの選手特有の強みというのがまだ無い。
まあ、まだサンプル的に少ない状況なんで、なんとも言えない部分も多い。もっと伸び伸びやって欲しいし、その内いやでもシリアスでハイテンションな戦闘が待ち受けているから、そういう中で何が出来るかが重要。ハードバトルを経てベジェリンのようにモノになるかどうか。課題も試練も多いと思う。
偉大な叔父を越えれるような一流フットボーラーになれるかどうか。
頑張れ!イウォビ!僕も応援してるぞ!
3番 キーラン・ギブス 評価・C
出場 ゴール アシスト イエロー
コミュニティーシールド 1 0 0 0
キャピタルワンカップ 2 0 0 0
FAカップ 5 0 0 0
チャンピオンズリーグ 5 0 0 0
プレミアリーグ 15 1 0 0
リーグ戦
合計 15試合出場(379分間) 1 ゴール
出場試合勝率 73.3% (チーム平均:52.6%)
先発試合勝率 33.3% (チーム平均:52.6%)
出場試合平均勝ち点 2.40 (チーム平均:1.87)
先発試合平均勝ち点 1.33 (チーム平均:1.87)
枠内シュート率 25%
総チャンス数 1
平均パス成功率 74%
タックル成功率 47% 9/19
空中戦勝率 38% 8/21
ナチョがあまりにも安定して良いプレーを続けているので、控えに甘んじてしまっているLB。というかあのコンスタントさに間を割って入るのは誰であっても難しいかも。
だけどそういう事で腐らないのがギブス。こいつは絶対真面目にやっていた。
カップ戦等の控えメンバーで出場した時も、たまにやるヴェンゲルの「守備固めのSB2枚並べ」で出場した時も、ちゃんと日頃の修練を感じさせるプレイを披露してくれる。
アーセナルではギブスが良い時はギブスが、ナチョが良い時はナチョが、と言う「いいとこ取りサイクル」がここ数年続いてる。アーセナルで最も健全で安定した競争が行われているポジションはLBである。それが崩れるのはCB全滅とか、なんかよく分からん状況ぐらいである。
とにかく今季はナチョがあまりに良すぎた。
来季は君のシーズンになるか。頑張れよギブス。
21番 カラム・チャンバース 評価・C
出場 ゴール アシスト イエロー
キャピタルワンカップ 2 0 0 0
FAカップ 5 1 0 1
チャンピオンズリーグ 3 0 0 0
プレミアリーグ 12 0 0 2
リーグ戦
合計 12試合出場(313分間) 0 ゴール
出場試合勝率 66.7% (チーム平均:52.6%)
先発試合勝率 50.0% (チーム平均:52.6%)
出場試合平均勝ち点 2.17 (チーム平均:1.87)
先発試合平均勝ち点 2.00 (チーム平均:1.87)
枠内シュート率 100%
総チャンス数 2
平均パス成功率 83%
タックル成功率 62% 8/13
空中戦勝率 54% 13/24
ほとんど途中出場か、カップ戦の控えメンバーでの先発出場。
メルテザッカーもコシェルニーも居なかった3節リヴァプール戦に出場した時の「ヒヤヒヤ感」は凄まじかった。特に前半戦。まぁ~ミス連発。しかもDFがやったら即死級のミスまでやらかす始末で、目も当てられない状況ってのは、まさにああいう場面にふさわしい言葉だった。何故かハーフタイム挟んだら急に落ち着いて、試合も負けずに終わったけれど(スコアは0-0)
そこで「底を打った感」はあった。指揮官のプライオリティーは下がったかもしれないが、その後のチャンバースはCBでもRBでも、安定したプレイを見せていた。
(さすがにCMF起用は付け焼刃っぽかったけれど)
FAカップ・バーンリー戦で右サイドから巻いた絶妙アウトサイドシュートを決めると、調子に乗って周囲に「これから僕の事カナウドって呼んでよ~」と吹聴してた。
おいチャンバース!お前はなあ!そういうとこだぞ!お前は!
(まあこのシュートはうまかったけれども・・・)
人によっては、もうすでにチャンバースを諦めてる人が多々見受けられるけど、僕は「それはまだ早い」と思う。まだ先になるだろうけど、あいつの真価が必ず発揮される時が来ると思うので、もう少し辛抱してあげるべきかも。
13番 ダビド・オスピナ 評価・C
出場 CS
キャピタルワンカップ 2 0
FAカップ 4 2
チャンピオンズリーグ 3 0
プレミアリーグ 4 2
リーグ戦 平均失点数1.25
合計 4試合出場(360分間) 0 ゴール
出場試合勝率 50.0% (チーム平均:52.6%)
先発試合勝率 50.0% (チーム平均:52.6%)
出場試合平均勝ち点 2.00 (チーム平均:1.87)
先発試合平均勝ち点 2.00 (チーム平均:1.87)
新加入の守護神チェフの働きによって、中々いいところが見せられない第二GK。
出たら出たで良いプレイはしているんだけども・・・・・やはり壁は大きい。
そんなコロンビアーノもこの夏のコパアメリカでは大活躍。
(ちなみにコロンビアは3位)
プレシーズン中に出場すると現地の(要はイギリス以外の)グーナーたちは
「オオオオオオオオオスピイイイイイイナ!!!」を連呼してたあたり、
大多数のファンは彼を強く支持しているなと。
5番 ガブリエル・パウリスタ 評価・C
出場 ゴール アシスト イエロー レッド
FAカップ 4 0 0 0 0
チャンピオンズリーグ 4 0 0 2 0
プレミアリーグ 21 1 0 4 1
リーグ戦
合計 20試合出場(1670分間) 1 ゴール
出場試合勝率 45.0% (チーム平均:52.6%)
先発試合勝率 47.1% (チーム平均:52.6%)
出場試合平均勝ち点 1.70 (チーム平均:1.87)
先発試合平均勝ち点 1.76 (チーム平均:1.87)
枠内シュート率 40%
総チャンス数 1
平均パス成功率 90%
タックル成功率 47% 28/59
空中戦勝率 61% 49/80
6節のチェルシー戦、ジエゴの挑発に乗って退場してしまったのは、ホントにいただけなかった。やはりCBはいつ如何なる時であっても冷静でないとね。
後半戦はメルテザッカーの座を奪った感があった。指揮官の序列的には第二CBがガブリエルになったかもしれない。ただタイプ的にコシェルニーと同じストッパータイプなので、コシェとコンビだと同じような選手が2枚並んでる状態になるので、それってどうなの?な疑問があるが。良い時はホントに良いプレーを連発。後半のエヴァートン戦なんか相手を止めまくってたからなあ。インターセプション・エアバトル・クリアランス共にコシェに引けをとってなかったから。
メンタル面は置いといて、ガブの課題はビルドアップかなあと。メルテだったら最後方からゲームを組み立てるパスを出せるが、ガブにそういう構成を考えられる力が加われば一層良くなるだろうなと。あと空中戦がもう一段強くなったらより心強いんだけれども。危機察知と水際のディフェンスはホントいいもの持ってるんで、来季はもうワンランク上のDFになれるように頑張っていただきたい。
ただいま絶賛怪我中。復帰は9月か10月か。
28番 ジョエル・キャンベル 評価・C
出場 ゴール アシスト イエロー
キャピタルワンカップ 2 0 0 1
FAカップ 4 1 1 0
チャンピオンズリーグ 5 0 2 2
プレミアリーグ 19 3 2 0
リーグ戦
合計 19試合出場(887分間) 3 ゴール
出場試合勝率 47.4% (チーム平均:52.6%)
先発試合勝率 36.4% (チーム平均:52.6%)
出場試合平均勝ち点 1.74 (チーム平均:1.87)
先発試合平均勝ち点 1.45 (チーム平均:1.87)
枠内シュート率 41%
総チャンス数 13
平均パス成功率 79%
タックル成功率 36% 20/55
空中戦勝率 35% 6/17
ラブリーな古代魚ことジョエル・キャンベル。
出場すればとにかく頑張る。攻守に於いてとにかく自分の持てる力を出し切ろうとする。手を抜かない。サイドで一番ガムシャラにプレイするのが彼。その姿勢は、見るものにはダイレクトに伝わるものである。
武器はやはり「受けの広さ」と混戦時でもしっかり味方の位置を把握できてる「視野」、時折見せる絶妙なスルーパスは目を見張るモノがある。
強引なプレイに持ち込む時もあるが「味方を活かす+決定機を演出する」が出来るあたり、少なくともチェンバレンよりは賢いのは間違いない。
しかし、指揮官はあまり彼を優遇しない!
まあたしかに数字を見る限りでも彼を使ってあまり勝ててない。勝ち点を拾えてないってのは分かるし、彼はまだ「スペシャルな選手」とは言えない。
だけどここまで一生懸命やってるやつを冷遇する意味もよく分からない。ホントにそれでいいのかアーセン。
そしてホントにこのままアーセナルに居ていいのかキャンベル?
・・・と思ってたら8月21日ポルトガルのスポルティング・リスボンにシーズンレンタル決定。
どうせガナーズに居てても使われないぐらいなら、そっちの方がまだマシだよねw
頑張れキャンベル!もう大活躍してこい!!
23番 ダニー・ウェルベック 評価・C
出場 ゴール アシスト イエロー
FAカップ 2 1 0 0
チャンピオンズリーグ 2 0 0 0
プレミアリーグ 11 4 2 1
リーグ戦
合計 11試合出場(579分間) 4 ゴール
出場試合勝率 36.4% (チーム平均:52.6%)
先発試合勝率 28.6% (チーム平均:52.6%)
出場試合平均勝ち点 1.55 (チーム平均:1.87)
先発試合平均勝ち点 1.43 (チーム平均:1.87)
枠内シュート率 69%
総チャンス数 7
平均パス成功率 77%
タックル成功率 53% 14/27
空中戦勝率 37% 10/27
大半は左ひざの怪我で出場できなかった上、シーズン終盤のシティ戦で今度は右ひざを負傷。軟骨の損傷で手術。9ヶ月以上の離脱が見込まれている。
という訳でアーセナルに来てからの彼は怪我・怪我・怪我の嵐で中々コンスタントにプレイできない。
イウォビとかエルネニーとか、すげーウェルベックに合いそうな選手が今「来ている」のに残念である。
でもそんな彼は不思議と大仕事をやってのけたりするのである。
言わずもがなのホーム・レスター戦。2月14日。長いブランクからの復帰戦である。1-1で迎えた終盤80分過ぎに投入。ヴェンゲルお得意のファイヤーフォーメーション(人、それをヤケクソと呼ぶ)を発動。なにがなんでも点を取らなきゃ、勝たなきゃ、もうタイトルレースには喰らい付けない。そういう時間だった。
そういう時に決めるのがダニー・ウェルベックという男。
当然、感極まって泣いちゃうw
そういうやつをさ、ファンは愛さずにはいられないよウェルベック。