プレミアリーグ11試合を終えて

第11節を終えて今のプレミアリーグ順位表はこんな感じ。(fuoriclasse)

 

順位 チーム名 勝点 試合 得点 失点 得失差  
1.   マンチェスター・シティ 25 11   8 1 2 26 9 +17 CL1
2.   アーセナル 25 11   8 1 2 21 8 +13
3.   レスター・シティ 22 11   6 4 1 23 19 +4
4.   マンチェスター・U 21 11   6 3 2 15 8 +7 CL2
5.   ウェストハム 20 11   6 2 3 22 15 +7 EL1
6.   トッテナム 17 10   4 5 1 16 8 +8  
7.   サウサンプトン 17 11   4 5 2 18 13 +5
8.   リヴァプール 17 11   4 5 2 12 12 0
9.   エヴァートン 16 11   4 4 3 19 15 +4
10.   クリスタル・パレス 16 11   5 1 5 12 11 +1
11.   ワトフォード 16 11   4 4 3 10 10 0
12.   ウェスト・ブロムウィッチ 14 11   4 2 5 10 14 -4
13.   スウォンジー 13 11   3 4 4 12 15 -3
14.   ストーク・シティ 13 11   3 4 4 9 12 -3
15.   チェルシー 11 11   3 2 6 16 22 -6
16.   ノリッジ 9 11   2 3 6 15 23 -8
17.   ボーンマス 8 11   2 2 7 12 24 -12
18.   ニューカッスル 7 11   1 4 6 12 22 -10 降格
19.   サンダーランド 6 11   1 3 7 13 25 -12
20.   アストン・ヴィラ 4 10   1 1 8 9 17 -8

トットナムアストン・ヴィラはマンデーナイトキックオフの為1試合未消化)

 

依然好調のマンチェスター・シティが首位。

6節のウエストハム(1-2)、7節のトットナム戦(1-4)で連敗を喫したものの、

8節ニューキャッスル、9節ボーンマスの2試合で11得点を叩き出し

火力の高さを見せつけた。主力が離脱した時の脆さが懸念されているが、

やはり今季リーグ戦の中心はシティであると予想。

 

我がアーセナルは、おやおや「いつもの順位」から2ランクアップの2位。

首位シティと同じ成績の8勝1分2敗で勝ち点25点。

7節でそれまで無敗で絶好調だったレスターを5-2で撃破。

8節のユナイテッド戦は3-0の完勝。また11節では苦手のスワンズも3-0で勝利。

6節のチェルシー戦敗戦後、5連勝をおさめている。

 

3位は好調レスター・シティ

「点を取られても、必ず取り返すサッカー」で爆進中。

11試合で19失点と守備不安は抱えたままで、

クリーンシート達成は10節のクリスタルパレス戦のみ。

それ以外の試合では必ず失点している。が、しかし

雑草魂のエースストライカー、暫定プレミアリーグ得点王

ジェイミー・ヴァーディーは8試合連続10得点。(計11得点)

ウインガーのリヤド・マレズも7得点と、攻撃陣は好調である。

敗戦はこれまでアーセナル戦のみで6勝4分1敗。

先制されようが、2点取られようが、絶対に諦めずに巻き返しに掛かるので

チーム全体として逆境を跳ね返すパワーがあり、非常にその力は強い。

クロスの名手オルブライトン、攻撃力も高いSBシュルップ、

攻守の要カンテ、人一倍走るドリンクウォーター、そして非常に献身的な岡崎慎司と、個のタレントも豊富である。

普段プレミアリーグを見ない人、1クラブしか見ない人、

岡崎目的の人、なんでもいいので、

レスターの試合はとてもテンションが高くて面白いので、見て欲しいと思う。

 

4位にはマンチェスター・ユナイテッド

5位に今季強豪を何度も食った(アーセナル・シティ・リヴァプールチェルシーに白星)得点力も非常に高いウエストハムが付けている。

 

 

 

さて我がアーセナルの話

  

headlines.yahoo.co.jp

 

記事より抜粋

5位:パリ・サンジェルマン 131回

4位:レアル・マドリード 141回

3位:マンチェスター・シティ 143回

2位:バイエルン・ミュンヘン:148回

1位:アーセナル:157回

10月29日付け。国内リーグ戦のチャンスクリエイト数)

 

欧州随一のチャンスクリエイトが中々得点に結びつかなかったアーセナル

ケチャップの詰まりがいよいよ取れたかな?」と感じたのは

第7節レスター戦の5-2勝利、ついに神の子アレクシス・サンチェスがプレミア今季初ゴールを取ったかと思えば、この試合でいきなりハットトリックを達成。

またサンチェスは続くCLオリンピアコス戦・8節・9節も得点し、4試合連続得点。本調子を取り戻しつつある。

サンチェスだけでなくジルーも調子を上げてきている。特に途中出場の得点率が上がった。

CLバイエルン戦もセットプレーの競り合いから非常に重要なゴールを奪い、

さきのスワンズ戦でもセットプレーからヘディングで先制弾を叩き込み、ヴェンゲル政権下2000ゴール目というメモリアルな得点を決めた。

最近の傾向として、先発ウォルコット次鋒ジルーという全くタイプの違うCF継投策をヴェンゲルは投じ、それが結果に繋がっている。

リーグ戦、5節の時点ではチャンス17.8本に1得点という、非常に非効率な数字だったが、現在は8本に1得点と大幅に改善されている。

 

 

これからの懸念

 

まずはCLグループリーグの状況。

 

グループ F

順位 チーム試合得点失点+/-勝点
1 FC Bayern München バイエルン・ミュンヘン 3 2 0 1 8 2 +6 6
2 Olympiakos CFP オリンピアコス 3 2 0 1 4 5 -1 6
3 Arsenal FC アーセナル 3 1 0 2 5 5 +0 3
4 GNK Dinamo Zagreb ディナモ・ザグレブ 3 1 0 2 2 7 -5 3


アーセナルは第3戦のバイエルン戦(ホーム)を2-0で勝利し、 

最大のライバルから勝ち点3を手に入れたが、

初戦のディナモ・ザグレブ 第2戦オリンピアコスにまさかの連敗を喫した為、

3試合を終えて勝ち点は3点しかなく、折り返しの第4戦はアウェイのバイエルン

前回の敗戦を払拭したいドイツ王者相手に勝ち点をもぎ取らないと、

グループリーグ敗退が濃厚という、依然、非常に、厳しい状況にある。

 

更に追い打ちが掛かるのは負傷離脱者である。

ウィルシャーウェルベックの両者は年内に戻れる可能性は低く、

アルテタ・ロシツキ・オスピナも戦線を離れている。

極めつけはCOCシェフィールズ・ウェンズデー戦で

(大幅に控え選手でチーム構成をし、3-0で完敗した)

チェンバレンウォルコットも負傷し、まず3週間は戻ってこれない。

特に困るのはウォルコットの離脱である。

アウェイのバイエルンに彼を欠くのは非常に手痛い。

何故か。「強敵相手だとやたらに燃える男」だからである。

 

CL連続決勝トーナメント進出が16年目で遂に途絶えてしまうのか。

なんにしても残り3戦を強く激しく戦って欲しいと、願うばかりである。

 

 

 ピックアップ!

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エクトル・ベジェリン 24番・RB(20歳)

 

前季はセンターハーフの選手が次々に離脱し、

急遽レンタル先から呼び戻されたコクランが出場機会を得ると、メキメキと実力を発揮し、不動のセンターハーフとなって大ブレイクしたコクラン。

どうやら今季一番のブレイクはこのスペイン人の20歳の元バルサカンテラーノになりそうである。

さきのスワンズ戦でもスピードを活かした守備でチームを救い、CLバイエルン戦でも強敵相手に大きく存在感を示した。

前季は負傷したドビュッシーの代役を任されたが、

今季はフランス代表RBをおさえファーストチョイスのRBに抜擢され、ヴェンゲルの信頼も篤い。

正念場に強く、試合終盤でも持ち味である快足を飛ばせる力強さを発揮しており、今季ここまで非常によくやっている。

 

もう多くの事は言わないので、なるべく怪我をせず、

このままスクスクと、着々と伸びていけば、

いずれ世界有数のRBも夢ではない。

彼の未来は絶対に明るいと確信している。