アーセナル15-16シーズン選手総評・D
16番 アーロン・ラムジー 評価・D
出場 ゴール アシスト イエロー
コミュニティーシールド 1 0 0 0
FAカップ 2 1 0 0
チャンピオンズリーグ 5 0 1 1
プレミアリーグ 31 5 4 4
リーグ戦
合計 31試合出場(2623分間) 5 ゴール
出場試合勝率 48.4% (チーム平均:52.6%)
先発試合勝率 51.7% (チーム平均:52.6%)
出場試合平均勝ち点 1.77 (チーム平均:1.87)
先発試合平均勝ち点 1.83 (チーム平均:1.87)
枠内シュート率 46%
総チャンス数 37
平均パス成功率 86%
タックル成功率 34% 59/174
空中戦勝率 50% 26/52
個人的「がっかりコンビ」の片割れ。
評価をCかDかで迷ったところだけど、期待値との落差でDにしました。
というのもやっぱり全体を通すと、空回り感が強かった。
序盤ボスに指名されて右サイドに任命されていた時は、ベジェリンと組んで中々いい働きを見せたりするものの(というかヴェンゲル的にはちゃんとそれなりの意図があって右に配置してたと思うんだけど)本人は頑なに「中央で使ってくれよ」の一点張り。
そして中央で使ってみたならば・・・うまくハマらない。
本人的には13-14シーズンの時のようなプレイをしたいんだろうけど、そのイメージが邪魔するのか、相方がミケル・アルテタのようなバランサーでは無いからか、とにかく「今」求められるような動きをしない。自然、ファイナルサードでのプレイも精彩を欠くシーンが多かった。
色々と求められることも多いし、大変だろうけど、やっぱりその中でもラムジーには強みや良さをもっと出して欲しいものである。
・・・とか思ってたらEURO、ウェールズ代表で好プレー連発だった
う~~~ん。
なんで?w
(ちなみにウェールズはEURO本大会初出場で準決勝までのぼり詰めた。ラムジーはベスト8での累積警告で準決勝に出場できないままウェールズは敗退)
金髪にして気分一転したから?w いやいやいや。
やっぱりどうも「守備規律とは別にして」ある程度自由に走り回れるようにしてあげるのが、ラムジーを解放する一番の手なんでしょうか。そうすると攻守において良い影響力を発揮すると。
だとしたらトップ下に配置するのが最もベターな気もするが、(というかそんな選手に2センターの一角は任せられないし)ただクラブに於いてそこは不動のエジルのポジション。さてどうしますかヴェンゲルさん。
16-17シーズンはアルテタの後の「8番」を背負う事になったラムジー。
今季も彼の「使われ方」が気になるシーズンになりそうです。
14番 テオ・ウォルコット 評価・D
出場 ゴール アシスト イエロー
コミュニティーシールド 1 0 1 0
キャピタルワンカップ 2 0 0 0
FAカップ 5 2 2 0
チャンピオンズリーグ 6 2 1 0
プレミアリーグ 28 5 2 0
リーグ戦
合計 28試合出場(1376分間) 5 ゴール
出場試合勝率 50.0% (チーム平均:52.6%)
先発試合勝率 60.0% (チーム平均:52.6%)
出場試合平均勝ち点 1.79 (チーム平均:1.87)
先発試合平均勝ち点 1.93 (チーム平均:1.87)
枠内シュート率 59%
総チャンス数 17
平均パス成功率 80%
タックル成功率 32% 7/22
空中戦勝率 26% 5/19
「がっかりコンビ」のもう一人。
全体通して「全然活躍してないじゃん!」とファンに言われても仕方がない内容。
レスター戦とか、シティ戦とか、大一番で決めたのと、序盤のユナイテッド戦と、FAカップ再試合のハル戦で活躍してた記憶しかない(というかその試合ぐらいしか特に活躍してなかったと思う)
14年頭のスパーズ戦で靭帯断裂をして(復帰するまで約一年かかった)以降、
どうも「守備を一生懸命やって負傷するリスク」を避けたプレーになってしまったように思う。現にそれまでは右で結構ガムシャラにやってたのだけど、今はそれがない。
なにが悪いって、右で起用されたらされたで、攻撃フェイズになったらスルスルと中央に上がっては守備を放棄し、特に何をするわけでもなく、相手のバックラインでウロウロするだけで終わり。また今度は中央スタメンで起用されても、ほとんど良い影響が出せない。ロングボール?競りません。突破?引っ掛かってロストしちゃいます。シュート?良いとこに飛びません。いやそんなんでジルーとかに代わってスタメン張れる訳ねーだろ!
やっぱり個人的に思うのは「12-13シーズンの右サイドのプレイを思い出せ!」と、言いたくなってしまいますねぇ・・・
サンチェス「きみ、そんなプレイで週給14万ポンドももらっちゃダメよ」
ウォルコット「え?マジで!?」
みたいな事になっちゃうよ。
いや半分本気で・・・
夏のEUROでもホジソンからイングランド代表を外されてしまったウォルコット。
彼が再び輝きを放つ時が来るのかどうか・・・・・
ただねえ、僕はここで言っときたい。
SNSとかでも世界中のグーナーから「お前もう出てけよ!いらねえ!」とか批判されまくってる彼だけど、今でも、変わらず、ペルシーが居なくなって以降、「アーセナルで一番好きな選手」はウォルコットなんですよ。僕。
だから例え世界中の人々が彼を嫌おうと、僕は彼の味方でいたいし、応援しますよ。ずっと。アーセナルのウォルコットである以上は、ね。
だからねえ、やって欲しい。来季こそは・・・周囲を見返して欲しいですよねえ・・・
15番 アレクサンダー・マーク・デイヴィッド・"アレックス"・オックスレイド=チェンバレン 評価・D
出場 ゴール アシスト イエロー
コミュニティーシールド 1 1 0 0
キャピタルワンカップ 2 0 0 0
FAカップ 3 0 1 0
チャンピオンズリーグ 5 0 0 0
プレミアリーグ 22 1 0 0
リーグ戦
合計 22試合出場(921分間) 1 ゴール
出場試合勝率 63.6% (チーム平均:52.6%)
先発試合勝率 77.8% (チーム平均:52.6%)
出場試合平均勝ち点 2.09 (チーム平均:1.87)
先発試合平均勝ち点 2.44 (チーム平均:1.87)
枠内シュート率 38%
総チャンス数 19
平均パス成功率 82%
タックル成功率 41% 17/41
空中戦勝率 44% 8/18
キャンベルと共にアーセナルの未来を担う(はず)のサイドの若武者。絶賛伸び悩み中。アーセナルに来てからというもの、アタッキングサードでのプレイのクオリティと、周りをうまく使う、という2つの大きな課題がクリアできないでいる。
アーセナルでは珍しい「ミドルシュート解禁」の選手。(大体は大きく外すか、惜しいとこにしか飛ばないけど)
やはり攻撃の選手なんで、もっと得点に絡んでもらわないと困る。
2月のCLバルサ戦でマスチェラーノのタックルを受け膝靭帯を負傷。長期離脱から5月にセットバック。EUROの参加もならず実戦復帰は夏のプレシーズン中。
16-17が彼にとってどういうシーズンになるかはまだ分からないけれど、
夏のプレシーズンではエルネニーとチェンバレンの両人が、チーム内で一番冴えた動きをしていたので、実はけっこう期待しています。
20番 マチュー・フラミニ 評価・D
出場 ゴール アシスト イエロー
キャピタルワンカップ 2 2 0 1
FAカップ 2 0 0 0
チャンピオンズリーグ 4 0 0 1
プレミアリーグ 16 0 0 3
リーグ戦
合計 16試合出場(1089分間) 0 ゴール
出場試合勝率 43.8% (チーム平均:52.6%)
先発試合勝率 50.0% (チーム平均:52.6%)
出場試合平均勝ち点 1.69 (チーム平均:1.87)
先発試合平均勝ち点 1.83 (チーム平均:1.87)
枠内シュート率 40%
総チャンス数 3
平均パス成功率 87%
タックル成功率 36% 20/56
空中戦勝率 71% 12/17
彼の第二期アーセナルの旅も、16年夏に契約満了をもって終了を迎えた。
15-16シーズンを振り返ると・・・・・・・・・・・なんだろ。
COCカップ・スパーズ戦のまさかの鮮烈的な2得点と、あとは・・・・
なんかエジルとずっとイチャイチャしてた印象しかないや。
まあ、そんなに活躍できてなかった事は間違いない。
どっちかと言うとピッチ上と言うより、こっちの話の方が断然大きかったのでは。
1プロサッカー選手から一気にバイオエネルギー会社の大社長に昇進。
いやはや太閤秀吉もビックリな大出世をかましちゃうんだもんなあ。
数年後には是非、アーセナルの第一スポンサーとなってクラブの大バックアップをして大安泰時代を築いていただきたいものです。
(・・・なってくれ・・・・ますよね・・?)
8番 ミケル・アルテタ 評価・D
出場 ゴール アシスト イエロー
コミュニティーシールド 1 0 0 0
キャピタルワンカップ 1 0 0 1
FAカップ 2 0 0 0
チャンピオンズリーグ 1 0 0 0
プレミアリーグ 9 1 0 1
枠内シュート率 100%
総チャンス数 1
平均パス成功率 88%
タックル成功率 53% 8/15
空中戦勝率 67% 8/12
長年、チームを支え続けてくれたキャプテン。
本人曰く「正直、最後の半年間ぐらいはこのクラブにふさわしくないようなコンディションだった」と語るように、フィジカル面含め、色々と、限界が来ていたのかなあと。
それはやはり、プレイの端々から発せられていた。
最終節のアストン・ヴィラ戦では、途中出場した彼がまさかのゴールを決め、感極まって珍しく人前で涙を流していた。
僕は思った「これは真面目にやってきた男への、最後の神様のプレゼントなんじゃないか」と。
あのシーン、世界中のグーナーが一青窈したに違いない。
はい。類に及ばず私も50CCぐらい一青窈してしまいました。
またカゾーラにしろ、モンレアルにしろ、ベジェリンにしろ、ガブリエルにしろ、スペイン語圏系の選手はみんな「ガナーズに来た時はほんとアルテタの世話になった」と口々に語るところを見ると、ピッチ外でも多くの人をフォローし、支えてきたのだと思う。素晴らしい人格者であるのは間違いない。
15-16シーズンをもってプロフットボーラーキャリアの幕を下ろした彼は
マンチェスター・シティでペップ・グアルディオラの下、アシスタント・コーチを務めるという第二の人生をスタートさせた。
「おつかれさまでしたキャプテン」と言いたい。
ついでにアーセナル戦前、ペップの食事に下剤を盛り込んでくれると、非常にありがたいです。