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14-15シーズン選手総評・A (2)

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 34番 フランシス・コクラン 評価・A

 

            出場 ゴール アシスト イエロー
 キャピタルワンカップ 1   0   0   0
      FAカップ 5   0   0   1
 チャンピオンズリーグ 2   0   0   1
    プレミアリーグ 22  0   0   5

 リーグ戦績

合計 22試合出場(1662分間)  0 ゴール
出場試合勝率 72.7% (チーム平均:57.9%)
先発試合勝率 73.7% (チーム平均:57.9%)
出場試合平均勝ち点 2.32 (チーム平均:1.97)
先発試合平均勝ち点 2.32 (チーム平均:1.97)

 

帰ってきたウルトラマン。いや帰ってきたフランス人?カラータイマーは付いていないがM-78星雲に放置してきたのだろうか。

地球を救うヒーローならぬ、ガナーズを救うアンカー。Mr冷静と情熱の間フランシス・コクラン

 

ハッキリと失敗に終わったドイツ・フライブルクへのローンを経て戻ってきた男は
プレシーズン中のプレイもいまいちパッとしなかった。
シーズン序盤戦に出番はなく、そうこうしてる内に2部のチャールトンへローンに出される
ガナーズでのコクランはもう終わってしまったのか・・・」と誰もが思っていた矢先、不測の出来事が起こる。
アルテタ・ウィルシャーラムジーとCMFが軒並み負傷で離脱。フラミニを残して以下全滅と言う緊急事態が発生。
里に出されて奉公するはずだったコクランは一ヶ月程で急遽チームに呼び戻されることとなった。

さてこの時の元スタンダール・リエージュ、現チャールトンの若きイスラエル人監督ガイ・ルゾン氏の指導がよほど良かったのか
理由は定かではないが、ともかく戻ってきたコクランは覚醒した状態で戻ってきた。

 

パン パパパパーン パパパパーン パパパパーン ダン ダダッダダー ダダッダダー
胸に~~ つけ~~てる~ マークは 流星~~~♪

 

12月13日第16節ニューキャッスル戦に途中出場したのを皮切りに、17節18節と連続で使われ19節アウェー・ウエストハム戦でスタメン起用。以降シーズン終了までポジションを不動のものにする。
戻ってきてからのコクランは力強い寄せ、読みの良いインターセプト
空中戦、セーフティタックルとボール奪取とクリアランスが冴えまくっていた。
それは長らくチームに欠けていた「中盤の力強さ」を取り戻した瞬間だった。
当初僕は「これは火事場の馬鹿力みたいなもんで、そんなに持続しないのでは」と思っていたが
それがハッキリと間違いだったと分からせてくれたのはエティハド戦だった。

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強豪、取り分け難攻不落と名高かったエティハドでコクランは好プレーを連発してるじゃないか、と。
あの時ヴェンゲル構想の4-1-4-1のラストピースにアンカーコクランが「ガチッ」とハマった音が聞こえた気がする。

 

コクランの良い所は味方がゴール決めたら誰よりも喜んで吠えまくったり
相手がフィジカルバトルを仕掛けてきたら「おう望むところよ」とすぐやり返ような、熱い部分と非情にクレバーに動いてボールの取り所はここだと、的確迅速にボールを奪う、冷静な部分が渾然一体となっている所。そこが凄く良い。

 

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戻ってきてからのプレイはマティッチに引けを取ってない数字を残した。プレミア屈指のDMFへと一気に変貌を遂げつつある。
来季はシーズンを通してその才能を如何なく発揮して頂きたい。

 

 

 

 

 

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12番 オリビエ・ジルー 評価・A

 

            出場 ゴール アシスト イエロー レッド
コミュニティーシールド 1   1   0   0    0
      FAカップ 5   3   1   0    0
 チャンピオンズリーグ 3   1   0   0    0
    プレミアリーグ 27  14  3   5    1

リーグ戦績 

合計 27試合出場(1866分間)  14 ゴール
出場試合勝率 66.7% (チーム平均:57.9%)
先発試合勝率 66.7% (チーム平均:57.9%)
出場試合平均勝ち点 2.19 (チーム平均:1.97)
先発試合平均勝ち点 2.19 (チーム平均:1.97)

 

Mrヤリチン Mr3P 何故かパンツの絵柄がソニックザヘッジホッグだったりする男 フランス代表CFオリビエ・ジルー
デシャンにかかれば仏代表でウィングもこなしたりする器用なところもある。
アーセナルに於いては専らアーセナル特化型の極端なポストプレイヤーの役割を。

 

シーズン序盤早々に怪我で離脱。開幕戦と続く2節目は途中出場、以後またしばらく戦列を離れる。
復帰戦は11月22日のオールドトラフォードで途中出場(ゴールも奪った)翌節11月29日のWBA戦で今季初のスタメン復帰。
このシーズン早々のジルー不在がチームに響いた。ジルーがスタメン復帰する13節までのチーム成績は12戦4勝5分3敗 と中々の酷さである。

如何にジルーがチームにとって貴重な選手であるかという事の証左だったかもしれないがそれはあまり嬉しくない証であった。
復帰してからのジルーはコンスタントにゴールを量産。出遅れたが結果チーム2位のスコアラーに。

 

ジルーの最も良いところは自分ではなく周りを活かす事を常に考え続け、徹頭徹尾それに終始するところ。
自分がどれだけ犠牲になろうがチームに利すればそれで良しという姿勢。私欲というものがない。
人はエジルを「無我の人」と言うが、僕に言わせればオリビエ・ジルーも相当な「無我の人」だと思う。

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今季終了間際まで今までチームが抱えてた問題「ジルー以外の選手をトップに置く積極的な理由がない状況」を
あの鉄砲玉がついに打ち破った感がある今(僕は当初、それはウェルベックが担うべき役割だと思っていたが結果的にウォルコットだった)
来季は相手に合わせてジルーかウォルコットかを選択出来るようになり、
または前半後半に分けてジルーかウォルコットかを選べる状況になったかもしれない。これは大きなポイントである。
個人的には4-4-2 2トップのジルー・ウォルコットを見たいんだけれども、まあそこはヴェンゲルの意向次第。

 

 

 

 

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 17番 アレクシス・サンチェス 評価・A

 

            出場 ゴール アシスト イエロー
コミュニティーシールド 1   0   0   0
 キャピタルワンカップ 1   1   0   0
      FAカップ 6   4   3   1
 チャンピオンズリーグ 9   4   1   1
    プレミアリーグ 35  16  8   4

 リーグ戦績

合計 35試合出場(2949分間)  16 ゴール
出場試合勝率 57.1% (チーム平均:57.9%)
先発試合勝率 58.8% (チーム平均:57.9%)
出場試合平均勝ち点 1.97 (チーム平均:1.97)
先発試合平均勝ち点 2.00 (チーム平均:1.97)

 

14年夏バルセロナから移籍金3500万£で加入。2列目より前ならどこでも出来るチリ代表アタッカー。趣味はハメ撮り。
なんでもヴェンゲルがブラジルW杯期間中わざわざブラジルまで行ってサンチェスを直接口説いたらしいが真偽の程は定かではない。


加入一年目でチームトップスコアラーに。52試合25ゴール12アシストと、いきなり37点絡みは十分な数字。
また負傷も少なくほとんどチームを離れることなくシーズンを通して大きくチームに貢献したのではないだろうか。

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ただ一月終盤の負傷と、初めてのウィンターブレイクの無いプレミアリーグで限界が来たか。
2月頃からガクっとコンディションが落ち、体のキレは失われつつあった。
次第にボールロストは目立ち、終盤戦はほぼ毎試合のようにチーム内ワーストパス成功率になってしまった。(チャレンジパスを多く出す選手ではあるがそれにしても・・・)
やはりどこかでハッキリと休養を取らせるべきだったが、本人が頑なに固辞した事もあって(あのヴェンゲルが珍しく休暇許可まで出したのに)結果的には前半戦のような体のキレが戻る事なく終わった。
また休む間もなくコパ・アメリカに出向かなければいけないので(しかも2年連続で)すごく心配である。

 

 この人抜きは語れないアーセナルの14-15シーズンと言える。

シーズン序盤から不調にあえぐチームを(なによりも得点という形で)牽引し、
闘魂溢れるチェイシングとプレス、切れ味鋭いドリブルでの局面突破、正確無比なシュートと決定力、繰り出されるキーパス、アシストも多く作った。

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来季はもう少し大切に使いたい。極めて重要な選手なので。