14-15シーズン選手総評・B(2)
4番 ペア・メルテザッカー 評価・B
出場 ゴール アシスト イエロー
FAカップ 4 2 0 0
チャンピオンズリーグ 9 0 0 0
プレミアリーグ 35 0 1 2
リーグ戦績
合計 | 35試合出場(3150分間) 0 ゴール | |||
出場試合勝率 | 54.3% (チーム平均:57.9%) | |||
先発試合勝率 | 54.3% (チーム平均:57.9%) | |||
出場試合平均勝ち点 | 1.89 (チーム平均:1.97) | |||
先発試合平均勝ち点 | 1.89 (チーム平均:1.97) |
MrセーフティのBFG。トータル出場時間4293分で受けたイエローカードがたった2枚は凄い。
ドイツがW杯決勝まで勝ち進んだ影響もあり、チーム合流は他のメンツに比べて遅れ、開幕戦には間に合わなかった。
そのおかげでシーズン序盤まあ~本人のコンディションが低かった。
加えて影響したのは序盤早くから相方コシェルニーの不在。これが響いた。
CBの相方がナチョ、チャンバース、ドビュッシーとコロコロ変えられた日にゃあ、そりゃ持てる力も発揮するのは難しいでしょうよ。
メルテザッカー本人は「W杯優勝で気が抜けていた。身が入らなかった」とは言ってるものの、相次ぐ負傷者でバックラインが固定されなかった事はかなり難しい状況だったようにも思える。
ジェイミー・キャラガーが「バックラインつーのはチームの中にもう一個小さなチームがあるような感覚なんだべ」と言ってたが
それぐらいバックラインは練度・約束事・信頼(コミュニケーション)が重要だと言う話だろう。ましてや2CBの相方となれば尚更か。
コシェが復帰してからはやはり不動の鉄壁CBコンビへと変貌。
常にセーフティに危険を退ける一貫したプレイは、チームに大きく寄与した。
頼れる副キャプテン。アルテタの去就次第では来季は正キャプテンか。
16番 アーロン・ラムジー 評価・B
出場 ゴール アシスト イエロー レッド
コミュニティーシールド 1 1 1 0 0
FAカップ 4 0 0 1 0
チャンピオンズリーグ 7 3 1 2 1
プレミアリーグ 29 6 6 6 0
リーグ戦績
合計 | 29試合出場(2009分間) 6 ゴール | |||
出場試合勝率 | 55.2% (チーム平均:57.9%) | |||
先発試合勝率 | 47.8% (チーム平均:57.9%) | |||
出場試合平均勝ち点 | 1.93 (チーム平均:1.97) | |||
先発試合平均勝ち点 | 1.74 (チーム平均:1.97) |
Mrダイナモ。当初4-1-4-1のインサイドハーフを任されるが苦労してた。
前季は攻撃時に空いてるスペース・スペースに入って決定的な仕事をしたが
それはエジルやジルーが「ラムジーが突けるスペースを作っていたから」だった。だから3列目でもあんなにゴール出来た。
それが陣形変更+2節目でジルーが戦線離脱、エジルも7節目で戦線離脱となると中々ラムジーにとって苦しいシーズンスタートだったかも知れない。
事実コミュニティ・シールド、開幕戦、2節目と連続でゴールしてたが(途中で負傷もあったけれど)
次にゴールを決めたのは12月6日アウェイのストーク戦だった。
「ウィルシャーの為の4-1-4-1」が事実上消滅した中盤戦以降はドンドン持ち味を発揮し始める。
前季程得点力でチームに貢献という感じではなかったが(それでも結構取ってるけど)
シーズン通して彼の運動量や球際の競り、或いは局面突破はチームに大きく貢献したのではないか。
終盤戦はRMFを務める事になったが依然本人は「中央が良い」と言い続けてる。
11番 メスト・エジル 評価・B
出場 ゴール アシスト イエロー
FAカップ 5 1 2 0
チャンピオンズリーグ 5 0 1 2
プレミアリーグ 22 4 5 0
リーグ戦績
合計 | 22試合出場(1859分間) 4 ゴール | |||
出場試合勝率 | 54.5% (チーム平均:57.9%) | |||
先発試合勝率 | 52.4% (チーム平均:57.9%) | |||
出場試合平均勝ち点 | 1.95 (チーム平均:1.97) | |||
先発試合平均勝ち点 | 1.90 (チーム平均:1.97) |
Mr魔術師。近代型ファンタジスタ。カウンターサッカーの申し子。壊し屋。
エジルに対しては本当は言いたい事が凄く多いので、なるべく短くまとめるようにします。
ブラジルW杯優勝の影響もあってチーム合流が遅れたドイツ代表MF。
そのせいで序盤中々コンディションが上がってこなくて苦労していた。しかもそのまま負傷離脱。
前半戦はほとんど良いところが無いままに終わり、復帰したのは1月11日のストーク戦の途中出場だった。
その復帰した姿になんとなく違和感。エジルは離脱時と比べ一回り体の厚みが増した状態で戻ってきた。しかし本当に驚きだったのはその体付きよりもプレイ内容だった。
復帰を果たして2列目を任されたエジルは以降終盤戦まで好プレーを連発。一時的に囁かれた「エジル不要論」を一蹴。またリーグ8連勝にも大きく貢献。
一試合平均の走行量もさる事ながらチーム随一のチャンスクリエイターに。
時にゆるやかに、時にしなやかに、時に静かに、時に間髪なく一瞬に、時に優雅に、とにかくエジルは多種多様な攻撃アイデアを持ち合わせている。
たまに見てる側が「え?」と思うようなプレイ判断や、変態級のダイレクトフリックもかます始末。
自分がもし相手チームの選手だったら怖気がするような、非情且つ殺傷力の高い一手を繰り出すその様はもはやピッチ上の必殺仕事人。いや半分ギャグだけど半分本気で。
やはり来季はシーズン通して活躍するところが見たい選手。