14-15シーズン選手総評・C(2)
15番 アレクサンダー・マーク・デイヴィッド・"アレックス"・オックスレイド=チェンバレン 評価・C
出場 ゴール アシスト イエロー
コミュニティーシールド 1 0 0 0
キャピタルワンカップ 1 0 0 0
FAカップ 3 0 2 0
チャンピオンズリーグ 9 2 2 0
プレミアリーグ 23 1 1 4
リーグ戦績
合計 | 23試合出場(1493分間) 1 ゴール | |||
出場試合勝率 | 52.2% (チーム平均:57.9%) | |||
先発試合勝率 | 52.9% (チーム平均:57.9%) | |||
出場試合平均勝ち点 | 1.83 (チーム平均:1.97) | |||
先発試合平均勝ち点 | 1.82 (チーム平均:1.97) |
突進する重戦車。ある意味ガナーズの中で最もRMFらしいRMFと言える。
14-15シーズン開始当初、ヴェンゲル監督は「ウィルシャーのブレイクを第一義」としてたが裏テーマにはチェンバレンのブレイクを目論んでたのではなかろうか。
思えば前季CLベスト16アリアンツアレーナでバイエルン相手に何者も寄せ付けず一人独走したチェンバレンの姿はガナーズの希望の光そのものだったようにも思う。
ともかくウォルコットの不在もありシーズン開始から指揮官の信頼は高かった。
シーズン中盤から負傷により出場機会は減少した。
推進力も突破力も、或いはガムシャラな守備も全体的には一回り成長したシーズンだったのではないか。
特に印象的だったのはFAカップ対ユナイテッド戦のナチョの先制点のシーン。
エジルからパスを受けたチェンバレンは右から敵陣をえぐって中央に侵入、3.4人に寄せられるが引き剥がし、オーバーラップしてフリーだったモンレアルにパスを通し見事なアシストを演出した。
またCLベスト16ホームモナコ戦の起死回生ミドルは鮮烈だった。(その後何故かロスタイムでもう一失点すると言う珍事が起こるが・・・)
ラストプレーの精度と判断も徐々に改善されつつあり、来季は更なる飛躍があるかもしれない。
アーセナルの2列目は激戦区だがチェンバレンはそこに割って入れる可能性のある若手と言える。
23番 ダニー・ウェルベック 評価・C
出場 ゴール アシスト イエロー
FAカップ 3 1 0 0
チャンピオンズリーグ 6 3 0 1
プレミアリーグ 25 4 3 3
リーグ戦績
合計 | 25試合出場(1664分間) 4 ゴール | |||
出場試合勝率 | 60.0% (チーム平均:57.9%) | |||
先発試合勝率 | 55.6% (チーム平均:57.9%) | |||
出場試合平均勝ち点 | 2.00 (チーム平均:1.97) | |||
先発試合平均勝ち点 | 1.89 (チーム平均:1.97) |
14年夏の移籍期間最終日にマンチェスター・Uから1600万£で獲得。
9月からのチーム合流だったが、チームにフィットするのがかなり早かった気がする。
ジルーの不在もあってトップ起用されたが、ジルーが戻ったらRMFに。
サンチェス同様に夏の補強でヴェンゲルが重要視したのは「チームの為に攻撃時も守備時も走る事を厭わない選手」だったので、ウェルベックもそういう選手。
彼が走り回ってボール奪取するシーンは何度も散見された。
しなやかなで柔軟な身体と爆発力のあるスピードは、さながらピッチに降り立った黒く美しいジャガーを連想させる。
加えてあのルーニーに「チームの為に走りすぎる」と言わしめた程の献身性まで併せ持つ選手。
ただ一つ難点だったのはフィニッシュの精度と、大事なシーンで味方と噛み合わないシーンがちらほら。
シーズン終盤は負傷の影響もあり出場機会は減少、途中投入の機会も増えた。
(ただ僕はジョーカー扱いのウェルベックは有効手だと思ってるけど)
印象的だったのは言うまでもなくFA杯ユナイテッド戦での決勝ゴール。あれは泣いた。今だに思い出して泣きそうになる。
来季はもっと敵の喉笛を噛みちぎって絶命させるような、美しく無慈悲な一撃を見せて頂きたい。
14番 テオ・ウォルコット 評価・C
出場 ゴール アシスト イエロー
FAカップ 5 2 0 0
チャンピオンズリーグ 2 0 0 0
プレミアリーグ 14 5 0 0
リーグ戦績
合計 | 14試合出場(441分間) 5 ゴール | |||
出場試合勝率 | 50.0% (チーム平均:57.9%) | |||
先発試合勝率 | 100.0% (チーム平均:57.9%) | |||
出場試合平均勝ち点 | 1.71 (チーム平均:1.97) | |||
先発試合平均勝ち点 | 3.00 (チーム平均:1.97) |
Mr鉄砲玉。前季FA杯スパーズ戦で靭帯断裂の大怪我から長らく間が空いて11月1日バーンリー戦にて途中出場でカムバック。
途中出場で一緒に入ったポドルスキと共に相手をボッコボコにしてたんで「こりゃイケる!やっと戻ってきたな!」と思いきや
何故か鼻クソ・ホジソンが復帰したばかりのウォルコットをイングランド代表に持っていき
案の定、練習中に鼠径部を痛めてまた復帰が遅れた。次にウォルコットが出場したのは1月1日のセインツ戦だった。ホジソン死ねっ
ただ、この頃からRMFに入っても守備はしないし味方がボールを保持したら早々と相手のDFライン際までスルスル上がって
そこで動き回るわけでもなく、只々裏抜けだけを考えて動く、みたいな完全に自分を飛び道具だと思い込んでるようなプレイを露呈。
「お前!守備しないのはまだしも、組み立てにすら参加せんとはどういう事じゃ!12-13のプレイをもう忘れたんか!」
と彼の大ファンの僕もこういう文句を言いたくなる始末だった。
一向に改善されそうも無いので、僕は諦めてこう考えることにした。
「ウォルコットは鉄砲玉だ。難しい事をあれこれ考えず、ただひたすら相手の裏を狙い、相手の土手っ腹を突き刺したらもうそれでいい」と。
そしたらシーズン終盤にようやく鉄砲玉が役目を果たす。
5月17日オールドトラフォードでユナイテッドに価千金の同点弾を叩き込んだのを皮切りに
5月24日最終節ワントップを任されたWBA戦ではハットトリックをかまし
5月30日FA杯決勝ヴィラ戦では先制点を挙げた。
シーズン終盤に一気にグーナーのハートをガッチリキャッチする大活躍を見せる。(僕のハートにいたっては鷲掴みにされました)
ただシーズン通すとそこまでチームに貢献できていないので評価はC。
来季は怪我なく戦い抜いて頂きたい。